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GPSなしでもGeocachingをしてみよう。【都市部実践編】架空のキャッシュを考えて、都市部でのGPSなしのGeocachingの手順を追ってみましょう。 ここでは、以下の架空のキャッシュを考えてみます。
1.座標を変換する今回はimrさんのサイトに載ってないので、自分で座標を打ち込んで地図サイトから地図を探す方法をとりたいと思います。そういうわけで、まずは座標系をGPS用のWGS84から地図サイトで使われているTokyo Datumに変換してみましょう。まず、Nowralさんのサイトにある測地系変換のページを開いて、緯度経度を入力します。 緯度のところには「35/40.554/0」を、経度のところには「139/45.364/0」を入れ、「WGS84測地系→日本測地系(Tokyo)」を選択したら「変換」ボタンを押してみてください。 計算結果は… 北緯 35/40/21.58 東経 139/45/33.43 になりましたでしょうか? 2.地図を探す無事に座標が得られたら、次はそれを使って地図サイトから地図を探しましょう。地図サイトは私の趣味でMapFanさんを使いたいと思います。前のページにも書いたとおり、URLに座標を直接指定しましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.45.33.4N35.40.21.6&ZM=7 表示された地図を拡大していくと…どうやらキャッシュは日比谷公園の北の角にあるようですね。最大限に拡大した地図と、最寄の駅からの道が分かるような縮尺の地図をプリントアウトしたら早速出かけて見ましょう。 あ、今回は小さいキャッシュなのでログ付け用のペンも忘れずに。 3.現地に行く日比谷公園に行くには…どうやら地下鉄の「霞ヶ関」「桜田門」「日比谷」あたりが近そうですね。手っ取り早く一番キャッシュに近そうな桜田門の駅から攻めることにしましょうか。桜田門の駅から地上に出るとあの警視庁の目の前に出ました。「キャッシュはモニタの前に落ちてるんじゃない!現場に落ちてるんだ!」などと適当なことを考えながら皇居のお堀に沿って歩いていきましょう。 桜田門から次の橋「祝田橋」までお堀を泳ぐカルガモの親子でも見ながらてくてくと歩いていくと、あっという間に日比谷公園の入り口に着きました。拡大した地図を見る限りでは、この門から入ってすぐの道の脇にありそうなのですが…。 4.探すある程度近づいてきたら、地図よりもヒントのほうが役に立つことが多いようです。えーっと、今回のヒントは…「Top of the hill, bottom of the rock」ですか。「丘の上、岩の下」ストレートなヒントですね。門から入って見回すと…正面に小山がありますね。しかも石垣のように岩がたくさん転がっています。どうやらここらで間違いなさそうです。 とりあえずはヒントにしたがって頂上まで上りましょう。高さも10m程度ですから大したことありません。それにしてもこんな都会の真ん中にこれだけ植物が生えているところがあったんですねぇ。 頂上まで上ったらあわてて探さないでまずはぐるりと周りを見渡して見ましょう。自分が隠すとしたらどこに隠すでしょうか?あまり大きくないキャッシュということなので、岩の割れ目や陰なんかが怪しいですね。 ある程度目星をつけたら後は実際に探すだけです。周りにいる人に不審がられないように人影なくなるのを見計らって、いなくならなさそうだったらさりげなく靴の紐でも結ぶ振りをしながら岩の下を探ります。 すると…岩の下になにかちょっと光るものが!?興奮を抑えつつさりげなく取り出してみるとキャップにGeocachingの文字が。とうとう見つけました! 5.ログ付け早速中を開けると小さいログブックときれいな小石やネクタイピン、外国の硬貨が入ってました。ログブックを見てみるとどうやら外国人の方も来ているようですね。このキャッシュハントの感想と名前、日付を書いておきましょう。それと宝物は…うん、このコインにしましょうか。はるばる日本までやってきたこの使い古されたコインはこれまでどれだけ多くの人の手を渡ってきたのでしょうね。代わりに次に来る人のためには小さなキーホルダーを入れておきましょうか(^^) さて、キャッシュを元のところに戻して、それでは帰…っと、忘れるところでした、CITO (Cache In Trush Out)もしないと。これはジオキャッシングをするときは回りのゴミも片付けましょう、という環境保護的な意味合いの活動です。都会の中の小さな自然を大切にすることと、次に来る人が気持ちよく来られるようにちょっとばかりゴミ拾いを。 さて、ゴミも拾ってきれいになったし、ちょっとばかりお散歩もしたので今日はきっとビールが美味しいですね。帰ったら公式ページに発見報告をして一杯やりますか(^^) |