GPSなしでもGeocachingをしてみよう。【郊外部実践編】
架空のキャッシュを考えて、郊外部でのGPSなしのGeocachingの手順を追ってみましょう。ここでは１）特徴的な地形がある場合、２）森の中の場合の２種類を考えてみます。
１）特徴的な地形がある場合
ここでは、以下の架空のキャッシュを考えてみます。
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キャッシュ名：Rainy... 座標：N35°26.050 E139°14.283 (WGS84) 難易度：２ 地形：２．５ キャッシュの大きさ：普通 ヒント：Near by the fall, under the bridge. |
１．地図を手に入れる
郊外部でのキャッシュハントはまず地図を手に入れることから始まります。都市部でのキャッシュハントを参考に、まずは対象の大雑把な位置をつかんでおきましょう。MapFanによるとここらへんだそうです。…拡大してみてもさっぱりですね。続いて国土地理院のサイトに行き、経緯度をもとに当該地図を探し出します。地形図名「大山」が出てきたでしょうか？先ほどのMapFanの情報を頼りにあちこちをクリックして、目標となる地点を探していくと…
ありました、「二重滝」とかかれている付近の神社の手前、林道と川の交差する辺りですね！これですとケーブルカーを降りてから少し歩くだけでたどり着けそうです。
２．周辺情報を手に入れる
先ほどの地図でケーブルカーがあることは分かりましたが、そのほかの情報はわかりますでしょうか？こういうときは「伊勢原」と「大山」でぐぐってみましょう。どうやら色々調べてみると大山までは小田急線の伊勢原駅からバスが出ているようです。また、ケーブルカーを使わなくても徒歩で歩ける山道があるみたいですね。名物は豆腐ときゃらぶきですか。朝から出て昼に大山着、豆腐料理を食べてから山道を歩いて現地まで行き、お土産にきゃらぶきでも買っていきましょうかね。
それと、、、二重滝のそばには「呪い杉」なんて物騒なものもあるんですね。わら人形も持っていったほうがいいかな？（笑）
３．現地に行く
今回は神社や滝、橋といったわかりやすい目印があるので地図さえあれば簡単にたどり着けそうですね。ハイキングシューズをはいて出かけましょう。電車とバスを乗り継いで大山に到着。土産物屋がずら〜っと並んでますね。寄ってみたいところですがお楽しみは帰りまでとっておいて。予約しておいた豆腐料理に舌鼓を打ったらこのまま温泉にでも行きたくなってしまいそうですが、ここは意を決して山登りを開始。
ケーブルカーの駅を通り過ぎちょっと登るとコースが２つに分かれていますね。片方が勾配のきつい男坂、もう片方が距離は長いけど勾配のゆるい女坂だそうです。女坂のほうが見所が多いとのことなのでこちらから登ることにしましょうか。
「大山寺」や「女坂の七不思議」を通り過ぎ、１時間あまり登ると大山阿夫利神社の下社に到着いたしました。なまった体に久しぶりのハイキングはこたえますが、地図で見る限りあともう少し。ひと休憩したら一気に登ってしまいましょう。
地図を見てハイキングコースを間違えないように確認したら再出発です。予定ではあと５分ほどで川を渡るはず…。
てくてくてく…。この急なカーブを曲がったあと、左に曲がれば500mほど前方に橋が見えるはず…あ、ありました(^^)。橋に近づくと、橋から左手に滝が見えます。なるほど〜、これが二重滝ですか、思ったよりはちっちゃいですね(^^;。でもまぁ大瀑布だったらキャッシュハントもままならないでしょうし、この方がたすかったのかもしれません。
ヒントによるとまさにこの橋の下にあるはずなので、少し回りこんで川岸に下りましょう。む…、結構滑りますね。
４．探す
さて…ここからはもう鼻を利かせて探すしかありませんね。幸いにして橋の下と限定されているので探す範囲も高が知れているはず。キャッシュの大きさもお弁当箱くらいあるはずですので、きっと茂みの中か岩の下か…。都会と違ってそれほど人が多くないですし、自然観察をしているようにも見えるのでしょうか、あまり人に怪しまれることもなくゆっくり探せるのはいいですね。それにしても、虫除けスプレーを持ってこなかったのは失敗だったかなぁ…。ん？あの袋はなんだ？
じゃーん、橋の脇にある木の枝にぶら下げられているチャック付きポリ袋に包まれたタッパーウェアを見つけました(^^)。なるほどー、こうして少し高いところに隠しておけば川が増水しても流されなくてすむというわけですね。下ばっかり見てたので盲点でした(^^;
５．ログ付け
見つけたキャッシュを抱え、虫から逃げるように道まで上がったら、神社の境内をお借りして早速ログ付け。露を払いタッパーを取り出すと、中には…あ、トラベルバグがありますね♪名前と日付のほかに久しぶりのハイキングの感想などを書いておきましょうか。中には家から持ってきたベーゴマを入れて、トラベルバグを持って帰ることにしましょう。さて、こいつは次にどこに旅させましょうかね。時間があれば頂上までハイキングに行っても良かったのですが、今日は思ったより時間がかかってしまったのでもう帰ることにしましょう。久しぶりに歩いたので脚ももう悲鳴を上げていますし。さて、今日はきゃらぶきを肴に一杯やろうかな〜。